孤宿の人
宮部みゆきの最新作をやっと読みました。
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 新人物往来社
- 発売日: 2005/06/21
- メディア: 単行本
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- 出版社/メーカー: 新人物往来社
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以下内容に触れます
主人公の"ほう"は健気で純粋でほんっとにいい子で、この子が最後井上家に戻って来たのは救いがある終わり方だったけど、ほうに関わったいい人たちがことごとく死ぬってどうよこれ〜〜〜!!!何の前知識もなく普通にカフェで読んじゃって、出てくる涙が抑えられなくて恥ずかしかったじゃないか〜〜〜。゜(゜´Д`゜)゜。せめて宇佐だけでも生きてればもうちょっと幸せな気持ちで読み終えられたのにな。あと泣けたのが石野様!!まだ元服して間もないってことはたった16,7のお侍さんで、涸滝の屋敷で唯一ほうに心から優しく接してくれたいいお兄ちゃんだったのに・・・切腹なんてあんまりだ!
ただ、ほうと加賀様のやり取りの場面はほんわかしました。すでにこの世を去る覚悟ができていた加賀様の心をその最期の数日間だけほうの存在が解きほぐしてあげたんですよね。ほうに自覚はなかっただろうけど。私の中ではほうはボクカノの凛ちゃんを配役して読んでました。宇佐は鈴木杏ちゃんあたり?んで匙(当時のお医者さん)の若先生の啓一郎はもちろんヤマダさんで!!こうやってヤマダ砂漠を乗り切る努力をしてるわけですよ・・・涙ぐましいな・・・私。